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2020年データに基づく日本人ががんと診断される確率は、男性で62.1%。女性は48.9%。

2023年のデータに基づく日本人ががんで死亡する確率は、24.7%。女性は17.2%。

2009~2011年にがんと診断された人の5年相対生存率は男女計で64.1 %(男性62.0 %、女性66.9 %)

という統計があります。

みなさん、がん検診を受けていますか?

日本人の2人に1人はがんにかかる時代。
私は、がんになることを恐れるのではなく、早く発見し早く治療すれば完治する可能性もある病気であると知ってほしい。
女性のがん罹患数の順位は、1.乳房、2.大腸、3.肺、4.胃、5.子宮となっています。
これらのがんは、検診で早期に発見することが可能であるものもあります。
地方自治体の健康診断や就業中の方は職場の健康診断、職場の福利厚生事業で人間ドッグの補助をしているところもあるかもしれません。
なぜ、私が健康診断を受けることをお勧めするのか…

出産後1年で受けた子宮頸がん検診で、卵巣がんが見つかりました。

3人目の子どもを出産後、近所の産婦人科で受けた子宮頸がん検診の時、私の通院していたクリニックでは、丁寧にエコー検査もしてくださいました。そのおかげで子宮頸がんは異常なかったのですが、エコー検査をしてくださったおかげでごく初期の卵巣がんを発見できました。
卵巣がんはサイレントキラーと呼ばれることもある、早期発見が難しく、治りにくい婦人科の病気です。
幸いにも、片方の卵巣にがん細胞がとどまっているようでしたが、そのがん細胞の型が悪性度が高く卵巣のみでなく周辺臓器も切除する手術を受けることになりやや大掛かりな手術を経て10年を超え元気に生活することができています。

検診を受けるときは…

健康診断やがん検診を受けるときは、可能であれば同じ病院で受けると前のデータが蓄積されるので変化に気が付きやすいと思います。
また、女性のがん検診は、1つの方法だけでなく複数の検査を受けられると安心かもしれません。
子宮頸がん検診を受けられるのであれば、日頃他に気になることがあれば医師に相談し子宮体がんの検診も受けるほうがいいのか。
また、エコー検査も追加で同時にしてもらえると、私のように卵巣がんや卵巣の病気も見つけてもらえる可能性があります。
乳がん検診であれば、マンモグラフィー検査だけでは見つけにくいがんをエコーや触診を追加することで発見してもらえる可能性があります。
また、出産後の検診を受けるタイミングですが、子宮頸がん検診は1か月検診以降受診可能ですが、悪露や産後の回復途中ですので、主治医とご相談の上検査を受けてください。
乳がん検診は、自覚症状がない場合は授乳を卒業してから6~8か月過ぎてから受診されるほうが検査の精度が上がるといわれているそうですが、こちらも受診される病院に予約の際確認されておくといいと思います。

日本人女性に増え続けているのが乳がん

乳がんになる日本人女性は50年前まで50人に1人と言われていましたが、最近では9人に1人と急増しています。
また、女性の40~60歳くらいが好発年齢です。
そして、乳がんは、セルフチェックの方法があり、ぜひ月に1回試してください。

子宮頸がんは別名マザーキラーと呼ばれている

子宮頸がんは20~30歳台に急増し、発症年齢のピークが女性の出産年齢と重なります。
子育て世代の母親が子どもを残して亡くなるケースもあることから『マザーキラー』と呼ばれています。
私のように小さな子どもをかかえ闘病するのは自分だけでなく家族も不安やつらさを抱えることになります。
ぜひ、新しい季節。新しい生活の始まりに自分の身体に目を向けて、健康診断を受けてみてください。

失って知ること。それを私だからお伝えできる。

卵巣がんで失ったものはありますが、今自分の子どもたちだけでなく、箕面市にある助産院近隣の学校や育児サロンなどで自分の身体に興味を持つために性教育・生の教育に関連した授業やお話し会をさせていただけるようになりました。
大阪府箕面市や北摂地域など近隣地域の学校、幼稚園や保育園。子ども会やサロン、学習塾など小さなお子様から生徒さんなどその時期に合わせ、また、主催される方がどのような性教育の話を伝えていきたいかを伺いながらともに“いのちの話”の構成を考えています。
企業に勤務する方々へは、私ががんを経験しているからこそ体感からお伝えする、皆の健康を守る健康企業経営にむけたセミナーや多様な性の受け止めに関するセミナー、ワークライフバランスやライフプランに関わる性のセミナー、企業内での性の暴力や悩みのセミナー、今まさに子育てする・しようとする社員様へのアドバイスなど様々なセミナーに取り組みます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆様とお会いし、ともに考え、自らを省みる時間が持てることを楽しみにしています。
お問い合わせ、お待ちしております。

箕面市にある訪問型助産院のかりゆし助産院では、性や生のセミナーだけではなく、箕面市や茨木市、吹田市、豊中市、池田市の子育て中のご家族へは、育児の現場であるご家庭へ出向き子育て相談や授乳相談、沐浴や内風呂などの育児相談にも対応しております。