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「2人目・3人目をそろそろ…」と思いながら、卒乳のタイミングに迷うママは多くおられます。

授乳と妊活にはホルモンの関わりが深く、どの選択が良いかは家庭の状況やママの体調によって変わります。

本記事では、授乳中でも妊娠できるのか、卒乳すると妊娠しやすくなるのか、助産師が“3つの選択肢”に整理して丁寧に解説します。

妊活の成功率を上げるポイントも合わせてご紹介します。

授乳と妊娠の関係を知る

授乳中に妊娠しにくくなる理由

授乳中は「プロラクチン」という母乳を作るホルモンが高い状態になります。
このプロラクチンは排卵を促すホルモンの働きを抑えるため、育児中の女性は月経や排卵が戻りにくい傾向があります。
特に、授乳回数が多い・夜間授乳がある・子どもの吸啜刺激が強い場合は、排卵が安定しにくくなります。
これは“自然の避妊”のような仕組みで、ママの体を守る上でも大切な生理反応です。
ただし個人差が大きく、「授乳中でも妊娠した」「卒乳後もすぐに月経が戻らない」というケースも珍しくありません。
妊活を考える際は、このホルモンの動きがどのように影響するか理解しておくと、最適な卒乳タイミングを決めやすくなります。

卒乳後に排卵が整う仕組み

卒乳すると、乳頭への刺激が減るためプロラクチンが低下し、排卵を促すホルモンの働きが回復します。
一般的には卒乳してから1〜3か月ほどで月経周期が整うことが多く、妊娠が成立しやすい体の状態になります。
また、卒乳後にすぐ月経が来ても、最初の数周期は排卵があっても質が不安定なこともあります。
焦らず体の変化を観察することが大切です。
もし卒乳後3か月以上経っても月経が戻らない、周期が極端に不規則なままという場合は婦人科を受診してホルモンの状態を確認することをおすすめします。

選択肢①:授乳を続けながら妊活する

どんな人に向いている?

授乳を続けながら妊活するのは、
「無理に卒乳はしたくない」
「子どもがまだ授乳への愛着が強い」
「妊娠できれば嬉しいけれど、急がない」
という家庭に向いています。
すでに月経が再開していて周期がある程度規則的であれば、妊娠の可能性は十分にあります。
また、妊娠初期に授乳が医学的に問題となるケースは稀で、ほとんどの妊婦さんは継続可能です。
ただし、夜間授乳が多い場合は排卵が不安定になることがあります。
妊活の成功率を高めたい場合は、まずは夜間の授乳間隔を少しずつあけてみる、抱っこの時間を増やして「吸啜時間」を減らすなど、小さな工夫から始めると良いでしょう。

妊娠につながりやすい授乳スタイルの工夫

授乳をやめずに妊活を進めたい場合、ポイントは“授乳頻度を少しだけ調整する”ことです。
特に夜間授乳はプロラクチンを大きく刺激するため、夜間にまとめて寝られるように環境づくりを工夫すると妊娠の可能性が高まりようです。
寝かしつけを授乳以外の方法に変える、パートナーと協力して夜間の抱っこ対応をするなども有効です。
日中は、授乳前に食事・遊び・散歩などで気分を切り替え、授乳回数を徐々に減らすことも効果的です。
授乳中でも妊娠したい場合は、
「子どもの心の安心」
「ママの体調」
「妊娠したい気持ち」
のバランスを見ながら少しずつ整えていくことが成功のコツです。

選択肢②:部分卒乳で妊活を進める

夜間授乳を減らす理由

夜間授乳はプロラクチンを最も強く刺激すると言われています。
そのため、妊活を希望しているママにとって、夜間授乳を減らすことは排卵周期の改善に直結します。
完全に卒乳する必要はなく、夜だけ回数を減らす「部分卒乳」は体への負担も少なく、子どもの安心感を保ちながら妊娠しやすい状態を作りやすい方法です。
夜間授乳を減らすと、ママ自身の睡眠が深くなり、ホルモンバランスの安定にもつながります。
いきなりやめるのが不安な場合は、寝かしつけを授乳以外にする、夜中に起きたらまず抱っこで様子を見るなど、段階的なアプローチが効果的です。
子どもに無理をさせず、ママが続けやすい形で進めるのがポイントです。

無理のない“自然に減らす”具体策

部分卒乳をスムーズに進めるには、“日中の満足感”を増やすことが重要です。
たとえば、外遊び・お散歩・おやつタイム・スキンシップなどを増やし、授乳以外の安心材料を充実させます。
授乳を欲しがる前に声かけして気分転換することで、自然と回数が減っていきます。
また、授乳時間を短くする「だらだら吸い」を防ぐ工夫も効果的です。
寝る前の授乳は、部屋を暗くして「寝るための儀式」として短時間で終えると夜間の覚醒が少なくなることもあります。
部分卒乳はママと子どものペースを尊重しながら妊活を進められる、柔軟で続けやすいスタイルです。

選択肢③:卒乳して本格的に妊活へ

卒乳後のホルモン変化と妊娠のしやすさ

卒乳するとプロラクチンが大きく低下し、排卵に関わるホルモンの分泌が回復します。
そのため、妊娠を希望する場合は卒乳が最も効果的といえます。
特に
「年齢的に早めに妊娠したい」
「短期間で結果を出したい」
「不妊治療も視野に入れている」
という家庭には、卒乳が現実的で確実性の高い選択肢です。
卒乳後すぐに妊娠する人もいますが、一般的にはホルモンバランスが整うまで約1〜3か月かかります。
卒乳後、体が軽くなり睡眠が取れるようになることで、妊娠しやすい体づくりにもつながります。
卒乳はママと子どもにとって大きな転機ですが、妊活との両立を考えるうえで十分にメリットのある方法です。

いつ病院を受診したらいい?

・卒乳後3か月ほど経っても月経が戻らない
・不規則な月経周期の状態が続く
・排卵日が特定しにくい
という場合は婦人科を受診すると安心です。
特に35歳以上のママは、卒乳後6か月以内に妊娠に至らなければ、一度ホルモン検査や卵巣機能のチェックを受けると安心材料になります。
また、月経が戻ったとしても周期が24日未満・39日以上・極端にバラつく場合は排卵障害が疑われるため、早めの受診がおすすめです。
病院では、ホルモン値・卵胞の発育・甲状腺の働きなどを確認し、妊娠しやすい状態を整えるサポートが可能です。
ママ自身の安心のためにも、気になることがあれば迷わず相談してみてください。

まとめ

ブログまとめ

卒乳と妊活の両立には、
・授乳の頻度
・ママの体調
・子どもの様子
によってさまざまな選択肢があります。
授乳を続けながら妊活する方法、部分卒乳をして体とリズムを整える方法、卒乳して本格的に妊活に取り組む方法、それぞれにメリットがあります。
大切なのは
「家庭に合ったやり方」

「ママの心と体が楽であること」。
妊活は心身の余裕も大きく影響するため、無理のないペースで進めることが成功のカギです。
どの方法が合うか迷うときは、授乳回数・夜間の状態・妊娠を希望する時期を整理することで、自分に合ったタイミングが見えてきます。

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