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冬になると

「急におっぱいが張る」「白斑ができた」「母乳の出が悪くなった気がする」

など、授乳に関するトラブルが増えてきます。

実はこれ、授乳のやり方だけでなく、冷えや乾燥といった冬特有の環境が大きく関係しています。

産後の体はまだ回復途中。

ちょっとした変化が、乳腺炎などのつらい症状につながることもあります。

本記事では、冬に授乳トラブルが起こりやすい理由と、家庭でできる予防・対処法、そして助産師に相談してほしいタイミングをわかりやすくお伝えしたいと思います。

冬に授乳トラブルが増える理由

冷えと血流が母乳に与える影響

冬は体が冷えやすく、血流が滞りがちになります。
母乳は血液から作られるため、血流が悪くなると乳房内で母乳の流れがスムーズにいかなくなります。
その結果、張りやしこり、白斑ができやすくなり、乳腺炎につながることもあります。
特に首・肩・背中・お腹まわりが冷えると影響を受けやすく、本人が思っている以上に体は冷えています。

乾燥・生活リズムの変化も関係している

冬は暖房による乾燥で皮膚や乳首が傷つきやすくなります。
また、外出が減り、運動量や気分転換の機会が少なくなることで、体の巡りがさらに悪くなることも。
年末年始など生活リズムが乱れやすい時期も、授乳トラブルが起こりやすい要因のひとつです。

冬に多い授乳トラブルの種類

乳腺炎・白斑・しこり

冬に特に増えるのが、乳房のしこりや白斑、そこから進行する乳腺炎です。
「少し痛いけど我慢できる」「忙しくて後回しにした」結果、急に発熱や強い痛みが出るケースも少なくありません。
冷えと疲れが重なると、症状は一気に進行しやすくなります。

母乳分泌低下・授乳がつらくなる感覚

「母乳の出が悪くなった気がする」
「赤ちゃんが飲みにくそう」
という声も冬に多く聞かれます。
実際には分泌量そのものより、母乳の流れが悪くなっている場合もあります。
授乳が苦痛に感じるようになると、気持ちの負担も大きくなります。

家庭でできる予防とセルフケア

冷えを防ぐ生活の工夫

首・手首・足首・お腹を冷やさないことが基本です。
授乳中は肩や背中が冷えやすいため、羽織ものを活用しましょう。
温かい飲み物をとる、湯船につかるなど、全身を温める習慣も大切です。
冷え対策は授乳トラブルの予防につながります。

授乳中・授乳後に気をつけたいポイント

授乳姿勢が偏ると、乳房の一部に負担がかかります。
赤ちゃんの抱き方をときどき変えること、授乳後に乳房の状態を軽くチェックすることも有効です。
乳首の乾燥や違和感を感じたら、早めの保湿ケアを心がけましょう。

様子見でいい?助産師に相談する目安

早めに相談したほうがいいサイン

授乳後もしこりが取れない、授乳を繰り返しても痛みが強くなってきた、白斑ができた、授乳が苦痛になってきたときは、早めの相談がおすすめです。
「もう少し様子を見よう」が悪化のきっかけになることもあります。

病院と助産師、どう使い分ける?

発熱や強い炎症がある場合は医療機関が必要ですが、初期の違和感やケアの相談は助産師が得意とする分野です。
授乳姿勢や生活全体を見直しながらサポートできるのが助産師の強みです。

次回予告|冬のメンタル・孤立感と助産院のサポート

冬は心の不調も重なりやすい

授乳トラブルが続くと、気持ちまで落ち込みやすくなります。
冬は外出や人との関わりが減り、産後の孤立感や不安感が強まりやすい季節です。
体の不調と心の不調は、切り離せません。

助産院でできる授乳と心のサポート

かりゆし助産院では、授乳ケアだけでなく、話を聞き、不安を整理するサポートも行っています。
「こんなことで相談していいのかな?」と思う前に。
ひとりで抱えず、どうぞお気軽にご相談ください。
次回は「冬に強まりやすい産後のメンタル・孤立感」について詳しくお伝えします。