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冬になると、肌のかゆみや粉ふき、ヒリヒリ感に悩む方が増えてきます。
特に授乳中・産後のママは、ホルモン変化や頻回な授乳、空気の乾燥が重なり、乳首や乳房のトラブルが起こりやすい時期です。
「いつものケアをしているのに治らない」

「これって授乳を続けて大丈夫?」

と不安になることも少なくありません。
このブログでは、冬の乾燥によって起こりやすい肌・乳首トラブルの原因と、今日からできるやさしい予防・ケア方法を助産師の視点でわかりやすく解説します。

このブログは「冬に起こりやすい産後・授乳期の不調」をテーマにした【冬シリーズ】のひとつです。
これまでに、冬の冷えや体のだるさ、メンタルの揺らぎ、お子さんの体調についてもお伝えしてきました。
「冬になるとなんとなく不調が増える…」と感じている方は、あわせてこちらも参考にしてみてください。

冬に起こりやすい産後トラブルまとめ|助産師に相談したいこと総まとめ

冬に肌・乳首トラブルが増える理由

空気の乾燥と皮膚バリアの低下

冬は湿度が低く、暖房の使用によって室内の空気も乾燥しがちです。
肌や乳首の表面は、水分と皮脂によって「皮膚バリア」が保たれていますが、乾燥が進むとこのバリア機能が低下し、外からの刺激を受けやすくなります。
その結果、かゆみ・赤み・ヒリヒリ感が起こりやすくなり、乳首ではひび割れや痛みにつながることもあります。
特に入浴後や授乳後は水分が蒸発しやすく、乾燥が一気に進むため注意が必要です。

授乳中・産後の体の変化

産後や授乳中は、ホルモンバランスの影響で皮脂分泌が減少し、もともと乾燥しやすい状態にあります。
さらに、頻回な授乳や母乳パッドの使用、拭き取りの習慣などが重なることで、乳首への刺激が増えてしまいます。
「冬だから仕方ない」
「授乳中は痛いもの」
と我慢してしまう方も多いですが、背景にはこうした体の変化があることを知っておくことが大切です。

冬に多い肌トラブルの特徴

かゆみ・粉ふき・湿疹

冬の乾燥による代表的な肌トラブルは、かゆみや粉ふき、赤みを伴う湿疹です。
特にバスト周囲や乳房下は、下着による摩擦や汗の影響も受けやすく、乾燥と刺激が重なりやすい部位です。
かゆみが強くなると無意識に掻いてしまい、皮膚が傷つくことでさらに症状が悪化する悪循環に陥ることもあります。

授乳中に悪化しやすい理由

授乳中は、あかちゃんの口が直接触れることで皮膚への刺激が繰り返されます。
乾燥した状態で授乳を続けると、わずかな摩擦でもトラブルにつながりやすく、痛みやヒリヒリ感が長引く原因になります。
「あかちゃんに触れるから保湿は控えたほうがいいのでは?」と心配される方もいますが、適切なケアはむしろ予防につながります。

冬に起こりやすい乳首トラブル

乳首の乾燥・ひび割れ

冬に多い乳首トラブルのひとつが、乾燥によるひび割れです。
小さな亀裂でも授乳時には強い痛みを感じやすく、授乳が苦痛になってしまうこともあります。
また、乾燥した乳首は柔軟性が低下し、あかちゃんが吸いづらくなることで、浅飲みにつながるケースもあります。

痛みを我慢しないためのサイン

「授乳のたびにズキッと痛む」
「乳首が白っぽくなる」
「出血がある」
などのサインは、ケアが必要な状態です。
我慢して授乳を続けることで、トラブルが慢性化してしまうこともあります。
早めに対処することで、授乳を楽に続けられるケースも多いため、違和感を感じたら立ち止まることが大切です。

今日からできる予防とセルフケア

肌・乳首を守る基本ケア

冬の乾燥対策で基本となるのは
「洗いすぎない・乾かしすぎない・早めに保湿する」
ことです。
入浴後や授乳後は、やさしく水分を押さえるように拭き、すぐに保湿を行いましょう。
乳首専用の保湿剤や、あかちゃんが口にしても安心なケア用品を選ぶことで、授乳中でも無理なく続けられます。

やりがちなNG習慣

清潔にしようとして、ゴシゴシ洗ったり、アルコール入りのウェットティッシュで頻繁に拭くことは逆効果になることがあります。
また、痛みを我慢して授乳を続けることも、トラブルを悪化させる原因になります。
「やさしく守る」視点でケアを見直すことが、冬のトラブル予防につながります。

まとめと相談のすすめ

冬の乾燥対策で大切なポイント

冬の肌・乳首トラブルは、乾燥と体の変化が重なって起こりやすくなります。
早めの保湿、刺激を減らす工夫、そして無理をしないことが何より大切です。
「少しおかしいかも」
と感じた時点でケアを見直すことで、悪化を防げることも多くあります。
冬の不調は、ひとつだけが原因ではなく、
冷え・乾燥・睡眠不足・気持ちの揺らぎなどが重なって起こることが多いものです。
冬を少しでも楽に過ごすために、次の記事では「冬のトラブルの回復を早める方法」をテーマにお伝えする予定です。

かりゆし助産院でできるサポート

セルフケアだけでは改善しない痛みや不安がある場合は、ひとりで抱え込まないで欲しい。
かりゆし助産院では、授乳や乳首トラブル、季節ごとの体の変化に合わせたケアの相談を行っています。
「これって相談していいのかな?」
という小さな違和感こそ、お気軽にお話しくださるとうれしいです。
あなたは、ひとりではありません。ともに考えることができると嬉しいです。

冬のお困りごとシリーズはこちら

このブログは、冬の時期に起こりやすい産後・授乳期の不調やお困りごとを、助産師の視点でお伝えする【冬シリーズ】のひとつです。
下の【冬シリーズ】から気になるテーマから、今の自分に合う記事を読んでみてくださいね。