春になると、「眠いのに眠れない」「頭がぼーっとする」「やる気が出ない」といった“なんとなく不調”を感じる産後ママが増えます。
大きな病気ではないけれど、いつもと違う違和感。
実はそれ、春特有の環境変化と産後疲労が重なって起こるサインかもしれません。
五月病の前段階ともいえるこの時期のゆらぎを、助産師の視点で解説し、整え方のヒントを考えてみたいと思います。
なお、春のゆらぎについては、前回の記事でも詳しくお伝えしています。「なんとなく不調」の背景を知りたい方は、あわせてご覧ください。https://midwife-kariyushi2020.com/staff-blog/how-to-balance-your-nervous-system-after-having-a-baby-especially-when-it-gets-wobbly-in-spring/
春に「なんとなく不調」が増える理由

春の環境変化と心身のゆらぎ
春は気温の変化だけでなく、生活環境も大きく動く季節です。
入園準備、復職、家族の異動など、目に見える変化がなくても周囲の空気はどこか落ち着きません。
人は変化に適応しようとするとき、無意識にエネルギーを使います。
特に産後は、まだ回復の途中。
小さな変化でも負担が積み重なり、「なんとなくしんどい」という状態になりやすいのです。
入園準備、復職、家族の異動など、目に見える変化がなくても周囲の空気はどこか落ち着きません。
人は変化に適応しようとするとき、無意識にエネルギーを使います。
特に産後は、まだ回復の途中。
小さな変化でも負担が積み重なり、「なんとなくしんどい」という状態になりやすいのです。
寒暖差と自律神経の負担
春は寒暖差が激しく、自律神経が体温や血流を調整するためにフル稼働します。
その結果、疲れやすくなったり、眠りが浅くなったりします。
第1回でお伝えした「自律神経のゆらぎ」は、ここでも深く関係しています。
なんとなく不調の背景には、体の調整機能の疲労があることを知っておくと、自分を責めずに済みます。
その結果、疲れやすくなったり、眠りが浅くなったりします。
第1回でお伝えした「自律神経のゆらぎ」は、ここでも深く関係しています。
なんとなく不調の背景には、体の調整機能の疲労があることを知っておくと、自分を責めずに済みます。
産後疲労が重なるとどうなる?

回復途中の体と慢性的な疲れ
産後の体は、出産という大きな出来事を経て回復している途中です。
見た目には元気そうでも、内側ではまだ調整が続いています。
そこへ春の環境変化が重なると、慢性的な疲労感が表面化しやすくなります。
「ちゃんと休めていないかも」と感じたら、それは体からの正直なサインです。
見た目には元気そうでも、内側ではまだ調整が続いています。
そこへ春の環境変化が重なると、慢性的な疲労感が表面化しやすくなります。
「ちゃんと休めていないかも」と感じたら、それは体からの正直なサインです。
睡眠不足が続く影響
あかちゃんのお世話で夜間に何度も起きる生活は、自律神経を乱しやすくします。
眠いのに眠れない、寝てもすっきりしない状態が続くと、心のエネルギーも消耗します。
睡眠は量だけでなく“質”も大切。
昼間の短時間の休息でも、積み重ねが回復につながることもあります。
眠いのに眠れない、寝てもすっきりしない状態が続くと、心のエネルギーも消耗します。
睡眠は量だけでなく“質”も大切。
昼間の短時間の休息でも、積み重ねが回復につながることもあります。
こんな症状はありませんか?

眠いのに眠れない
体は疲れているのに、布団に入ると頭がさえてしまう。
これは自律神経がうまく切り替わっていない状態です。
交感神経が優位なままだと、リラックスできず眠りにくくなります。
スマホを早めに手放し、照明を少し落とすだけでも切り替えの助けになります。
これは自律神経がうまく切り替わっていない状態です。
交感神経が優位なままだと、リラックスできず眠りにくくなります。
スマホを早めに手放し、照明を少し落とすだけでも切り替えの助けになります。
頭がぼーっとする・やる気が出ない
集中力が続かない、何をするにも時間がかかる。
そんな状態は怠けではありません。
疲労が積み重なると、脳も休息を求めます。
やる気が出ないときは「今は充電期間」と考え、小さなタスクだけに絞ることも大切です。
そんな状態は怠けではありません。
疲労が積み重なると、脳も休息を求めます。
やる気が出ないときは「今は充電期間」と考え、小さなタスクだけに絞ることも大切です。
五月病の前段階としてのサイン
頑張りすぎてしまう産後ママ
産後ママは「ちゃんとしなきゃ」と無意識に頑張りすぎる傾向があります。
春の不調を気合いで乗り切ろうとすると、心身の負担はさらに増します。
五月病のような大きな不調になる前に、「少しペースを落としてもいい」と自分に許可を出すことが大切です。
春の不調を気合いで乗り切ろうとすると、心身の負担はさらに増します。
五月病のような大きな不調になる前に、「少しペースを落としてもいい」と自分に許可を出すことが大切です。
早めに整えるためのポイント

朝の光を浴びる、ゆっくり呼吸する、体を温める。
特別なことではなく、基本的な生活リズムを整えることが近道です。
そして何より、話せる場所を持つこと。
言葉にするだけで、頭が整理でき、心の緊張はやわらぎます。
特別なことではなく、基本的な生活リズムを整えることが近道です。
そして何より、話せる場所を持つこと。
言葉にするだけで、頭が整理でき、心の緊張はやわらぎます。
春のゆらぎと上手につきあうために
この記事のまとめ

春の「なんとなく不調」は、怠けや甘えではありません。
産後の体はまだ回復途中。そこに季節のゆらぎが重なることで、心身のバランスが崩れやすくなります。
眠れない、ぼーっとする、気力が出ない——
それは体からのサイン。
大切なのは、
・休むことを許す
・生活リズムを整える
・ひとりで抱え込まないこと
不調が長引く前に、やさしくケアしていきましょう。
産後の体はまだ回復途中。そこに季節のゆらぎが重なることで、心身のバランスが崩れやすくなります。
眠れない、ぼーっとする、気力が出ない——
それは体からのサイン。
大切なのは、
・休むことを許す
・生活リズムを整える
・ひとりで抱え込まないこと
不調が長引く前に、やさしくケアしていきましょう。
次回予告|春に増える「授乳トラブル」
次回は、春に増える授乳トラブルについてお伝えします。
気温の上昇や水分不足、抱っこ汗など、春特有の環境変化が母乳にも影響します。
・急に張りやすくなった
・しこりができやすい
・乳腺炎が心配
そんな変化を感じている方へ。
母乳の変化と予防のポイントを考えていこうと思います。
気温の上昇や水分不足、抱っこ汗など、春特有の環境変化が母乳にも影響します。
・急に張りやすくなった
・しこりができやすい
・乳腺炎が心配
そんな変化を感じている方へ。
母乳の変化と予防のポイントを考えていこうと思います。