この春から、藍野大学大学院看護学研究科助産師課程にて、母乳育児分野や新生児ケアに関する講義・演習を担当することになりました。
授乳ケア、抱っこ、沐浴、母児同室支援など、あかちゃんとの生活に欠かせない支援は、「正しく教える」だけではなく、“その人に合った伝え方”がとても大切だと感じています。
地域で訪問ケアを行う助産師として、現場で感じていることを学生さんへ伝えながら、安心につながる支援について、私も日々振り返りながら講義を考えています。
現場で活動する助産師だから伝えられること

地域で出会う子育てのリアル
地域で訪問ケアを行っていると、子育ては決して“理想通り”には進まないことを日々感じます。
授乳が思うようにいかない、あかちゃんが泣き続ける、自分のやり方が合っているのか分からない。
そんな不安を抱えながら過ごしているお母さんやご家族は少なくありません。
一方で、教科書には「正常経過」として書かれていることでも、実際の生活の中では戸惑いにつながる場面がたくさんあります。
だからこそ学生さんには、「知識を覚える」だけではなく、“目の前の人が何に困っているのか”を考える視点を大切にしてほしいと感じています。
大学院での講義でも、産科の施設や地域で出会うリアルな場面をもとに、「どう支援すると安心につながるのか」を一緒に考えながら演習を行っています。
授乳が思うようにいかない、あかちゃんが泣き続ける、自分のやり方が合っているのか分からない。
そんな不安を抱えながら過ごしているお母さんやご家族は少なくありません。
一方で、教科書には「正常経過」として書かれていることでも、実際の生活の中では戸惑いにつながる場面がたくさんあります。
だからこそ学生さんには、「知識を覚える」だけではなく、“目の前の人が何に困っているのか”を考える視点を大切にしてほしいと感じています。
大学院での講義でも、産科の施設や地域で出会うリアルな場面をもとに、「どう支援すると安心につながるのか」を一緒に考えながら演習を行っています。
教科書だけでは見えない支援
助産師の支援には、正解がひとつではない難しさがあります。
同じ授乳の悩みでも、不安の背景や生活環境は人それぞれ違います。
そのため、マニュアル通りに説明するだけでは、安心につながらないことも多くあります。
演習では、「このお母さんは今どんな気持ちだろう」「どんな言葉なら安心できるだろう」と考える時間を大切にしています。
抱っこや沐浴、母児同室支援も、“技術を教える”だけではなく、“安心して続けられるように支える”ことが大切です。
現場で活動している助産師だからこそ伝えられるのは、知識だけではない、人と関わる支援の実際です。
その空気感も含めて、学生さんへ届けたいと思っています。
同じ授乳の悩みでも、不安の背景や生活環境は人それぞれ違います。
そのため、マニュアル通りに説明するだけでは、安心につながらないことも多くあります。
演習では、「このお母さんは今どんな気持ちだろう」「どんな言葉なら安心できるだろう」と考える時間を大切にしています。
抱っこや沐浴、母児同室支援も、“技術を教える”だけではなく、“安心して続けられるように支える”ことが大切です。
現場で活動している助産師だからこそ伝えられるのは、知識だけではない、人と関わる支援の実際です。
その空気感も含めて、学生さんへ届けたいと思っています。
授乳ケアで大切にしている“見方”

母乳育児は「やり方」だけではない
授乳支援というと、「抱き方」や「吸わせ方」をイメージする方も多いかもしれません。
しかし実際には、“やり方”だけでは解決しないことがたくさんあります。
あかちゃんの口の動き、お母さんの体調、授乳への不安、生活リズム。
さまざまな要素が重なり合って、授乳の時間は成り立っています。
そのため、「なぜご家族のイメージ通りにいかないのか」を丁寧に見る視点がとても重要です。
講義では、母乳分泌の仕組みだけでなく、吸着や哺乳の評価についても演習を行っています。「飲めているように見えるけれど、本当に大丈夫かな?」という視点を持てることが、支援につながる第一歩になります。
“やり方を教える”だけではなく、“見方を育てる”こと。それが、授乳ケアで大切にしていることです。
しかし実際には、“やり方”だけでは解決しないことがたくさんあります。
あかちゃんの口の動き、お母さんの体調、授乳への不安、生活リズム。
さまざまな要素が重なり合って、授乳の時間は成り立っています。
そのため、「なぜご家族のイメージ通りにいかないのか」を丁寧に見る視点がとても重要です。
講義では、母乳分泌の仕組みだけでなく、吸着や哺乳の評価についても演習を行っています。「飲めているように見えるけれど、本当に大丈夫かな?」という視点を持てることが、支援につながる第一歩になります。
“やり方を教える”だけではなく、“見方を育てる”こと。それが、授乳ケアで大切にしていることです。
吸着や哺乳をどう評価するか
授乳支援では、「吸えているか」をどのように評価するかがとても大切です。
乳頭をくわえているだけなのか、しっかり舌を使って飲めているのかによって、母乳分泌や乳頭トラブルにも大きく影響します。
そのため演習では、あかちゃんの口の動き、飲み方、呼吸、リズムなどを観察しながら、「何が起きているのか」を考える練習を行います。
これは単なる技術習得ではなく、“観察から支援につなげる力”を育てる学びです。
現場では、「頑張っているのにうまくいかない」と自分を責めてしまうお母さんにも多く出会います。
だからこそ、助産師側が適切に評価し、「大丈夫ですよ」と根拠を持って伝えられることが大切だと感じています。
乳頭をくわえているだけなのか、しっかり舌を使って飲めているのかによって、母乳分泌や乳頭トラブルにも大きく影響します。
そのため演習では、あかちゃんの口の動き、飲み方、呼吸、リズムなどを観察しながら、「何が起きているのか」を考える練習を行います。
これは単なる技術習得ではなく、“観察から支援につなげる力”を育てる学びです。
現場では、「頑張っているのにうまくいかない」と自分を責めてしまうお母さんにも多く出会います。
だからこそ、助産師側が適切に評価し、「大丈夫ですよ」と根拠を持って伝えられることが大切だと感じています。
抱っこ・沐浴・母児同室支援の演習

「できる」より「安心できる」支援
抱っこや沐浴の支援では、「手順を正しく伝えること」に意識が向きやすくなります。
しかし実際の育児では、“安心して続けられるか”の方がもっと大切だと考えています。
たとえば沐浴ひとつとっても、「怖い」「落としそう」「泣かれると焦る」と感じるご家族は少なくありません。
そのため演習では、「どう説明すると安心できるか」「どこで不安が強くなるか」を考えながら支援を組み立てています。
母児同室支援でも、生活リズムや休息の取り方、周囲に頼ることの大切さなど、“退院後の暮らし”を見据えた関わりを意識しています。
助産師の役割は、できるようにすることだけではなく、「これならやっていけそう」と感じてもらうことなのだと感じています。
しかし実際の育児では、“安心して続けられるか”の方がもっと大切だと考えています。
たとえば沐浴ひとつとっても、「怖い」「落としそう」「泣かれると焦る」と感じるご家族は少なくありません。
そのため演習では、「どう説明すると安心できるか」「どこで不安が強くなるか」を考えながら支援を組み立てています。
母児同室支援でも、生活リズムや休息の取り方、周囲に頼ることの大切さなど、“退院後の暮らし”を見据えた関わりを意識しています。
助産師の役割は、できるようにすることだけではなく、「これならやっていけそう」と感じてもらうことなのだと感じています。
ご家族に合わせた伝え方を考える
同じ内容を説明しても、伝わり方は人によって違います。
初めての育児で緊張している方もいれば、情報が多すぎて混乱している方もいます。
そのため演習では、“個別性”を大切にしています。
「どの順番で伝えると分かりやすいかな」「今この人に必要なのは技術?安心?」と考えながら、学生さんと一緒に保健指導案を組み立てています。
これは、答えを覚える学びではありません。
相手に合わせて考え続ける支援の練習です。
現場で活動していると、ほんの一言で安心できることもあれば、逆に不安を強めてしまうこともあると感じます。
だからこそ、“伝える技術”だけでなく、“寄り添う視点”も一緒に伝えていきたいと思っています。
初めての育児で緊張している方もいれば、情報が多すぎて混乱している方もいます。
そのため演習では、“個別性”を大切にしています。
「どの順番で伝えると分かりやすいかな」「今この人に必要なのは技術?安心?」と考えながら、学生さんと一緒に保健指導案を組み立てています。
これは、答えを覚える学びではありません。
相手に合わせて考え続ける支援の練習です。
現場で活動していると、ほんの一言で安心できることもあれば、逆に不安を強めてしまうこともあると感じます。
だからこそ、“伝える技術”だけでなく、“寄り添う視点”も一緒に伝えていきたいと思っています。
かりゆし助産院が大切にしていること

彩都というまちで支える子育て
かりゆし助産院は、彩都のまちにあります。
山の緑が身近にあり、整えられた住宅街のなかで、静かに子どもたちの成長が重なっていく場所です。
北摂らしい落ち着いた空気の中でも、子育ての日々は穏やかさだけではありません。
夜中の授乳、眠れない朝、「ちゃんとできているかな」と自分を責めてしまう時間。
不安や戸惑いは、多くのご家族の中にあります。
その不安は、弱さではなく、大切に思っている証です。
かりゆし助産院は、彩都であかちゃんとともに歩むご家族に、専門職としての確かな視点と、安心して話せる距離感を届けたいと考えています。
山の緑が身近にあり、整えられた住宅街のなかで、静かに子どもたちの成長が重なっていく場所です。
北摂らしい落ち着いた空気の中でも、子育ての日々は穏やかさだけではありません。
夜中の授乳、眠れない朝、「ちゃんとできているかな」と自分を責めてしまう時間。
不安や戸惑いは、多くのご家族の中にあります。
その不安は、弱さではなく、大切に思っている証です。
かりゆし助産院は、彩都であかちゃんとともに歩むご家族に、専門職としての確かな視点と、安心して話せる距離感を届けたいと考えています。
不安がやわらぐ関わりを目指して
子育てには、「これで合っているのかな」と迷う瞬間がたくさんあります。そんな時、誰かに話せるだけで少し気持ちが軽くなることがあります。
かりゆし助産院が大切にしているのは、“正しさ”だけを押しつけないこと。
授乳ケアも、育児支援も、そのご家族に合った形を一緒に考えていきたいと思っています。
この地域に、静かに、でも確かに支えがあること。それが私たちの願いです。
不安がやわらぐと、子育ては少しやさしくなる。
これが、今の私がお届けしたいケアの最終目標です。
かりゆし助産院が大切にしているのは、“正しさ”だけを押しつけないこと。
授乳ケアも、育児支援も、そのご家族に合った形を一緒に考えていきたいと思っています。
この地域に、静かに、でも確かに支えがあること。それが私たちの願いです。
不安がやわらぐと、子育ては少しやさしくなる。
これが、今の私がお届けしたいケアの最終目標です。
大学院での学びを地域へ還元する

演習で育てたい“支援する力”
大学院での演習では、「知識を説明できること」だけではなく、“支援につなげる力”を大切にしています。
授乳ケア、抱っこ、沐浴、母児同室支援。
どれも技術として学ぶだけではなく、「この人にとって必要な支援は何か」を考え続けることが重要です。
現場では、同じような悩みに見えても背景は一人ひとり違います。そのため学生さんにも、「正解探し」ではなく、「相手を見る力」を育ててほしいと思っています。
地域で活動する助産師として感じていることを、これからも教育の場へ丁寧に届けていきたい。
そしてそれが、未来ある助産師の知識の一部になれば幸いだと感じています。
授乳ケア、抱っこ、沐浴、母児同室支援。
どれも技術として学ぶだけではなく、「この人にとって必要な支援は何か」を考え続けることが重要です。
現場では、同じような悩みに見えても背景は一人ひとり違います。そのため学生さんにも、「正解探し」ではなく、「相手を見る力」を育ててほしいと思っています。
地域で活動する助産師として感じていることを、これからも教育の場へ丁寧に届けていきたい。
そしてそれが、未来ある助産師の知識の一部になれば幸いだと感じています。
地域にある「相談できる場所」として
助産院は、「困った時だけ行く場所」ではなく、「気軽に相談できる場所」であってほしいと思っています。
授乳が不安な時、あかちゃんとの生活に戸惑う時、「これくらいで相談していいのかな」と迷うこともあるかもしれません。
でも、小さな不安のうちに話せることは、とても大切です。
大学院での講義も、地域での訪問ケアも、根っこにある思いは同じです。
それは、“安心につながる支援”を届けたいということ。
これからも、地域の中で、子育てをするご家族にそっと寄り添える存在でありたいと思っています。
授乳が不安な時、あかちゃんとの生活に戸惑う時、「これくらいで相談していいのかな」と迷うこともあるかもしれません。
でも、小さな不安のうちに話せることは、とても大切です。
大学院での講義も、地域での訪問ケアも、根っこにある思いは同じです。
それは、“安心につながる支援”を届けたいということ。
これからも、地域の中で、子育てをするご家族にそっと寄り添える存在でありたいと思っています。