LOADING

CONTENTS コンテンツ

「首まわりが赤くなってる…」

「おむつかぶれがひどくなった気がする」

夏になると、あかちゃんの肌トラブルが増えてきたと感じるご家族が多くなります。

あかちゃんの肌は大人より薄くデリケートで、汗や蒸れの影響を受けやすい季節です。

今回は、夏に増えやすい肌トラブルとホームケアのポイントについて、助産師の視点からともに考えてみようと思います。

夏に増えるあかちゃんの肌トラブル① あせも

あせもができやすい場所と原因

あせもは、汗が皮膚の外に出られずに詰まることで起こる肌トラブルです。
あかちゃんは汗腺が大人と同じ数でありながら体が小さいため、単位面積あたりの汗の量が多く、あせもができやすい特徴があります。

特にできやすい場所は、
・首まわり
・背中・お腹
・頭・耳のうしろ
・ひじやひざの内側

などです。抱っこ中や授乳中は密着するため、余計に蒸れやすくなります。

あせものホームケア

あせもができた時は、

・こまめにシャワーや濡れガーゼで汗を流す
・ガーゼ生地などの通気性のよい素材の服を選ぶ
・室温・湿度を整えて蒸れを防ぐ
・汗をかいたらこまめに着替える

これらが基本のケアになります。
ゴシゴシこすらず、やさしく洗い流すことが大切だと言われています。
かゆそうにしている時は、冷やしたタオルをそっと当てると楽になることもあります。

夏に増えるあかちゃんの肌トラブル② おむつかぶれ

夏におむつかぶれが悪化する理由

おむつかぶれは、尿や便が皮膚に触れることで起こる炎症です。
夏は気温と湿度が上がるため、おむつの中が蒸れやすく、おむつかぶれが悪化しやすい季節です。

特に、
・下痢が続いている時
・授乳回数が増えておしっこの回数が増えた時
・おむつ交換の間隔があいてしまった時

は悪化しやすいので注意が必要です。

おむつかぶれのホームケア

おむつかぶれのケアで大切なのは、

・おむつをこまめに交換する
・おしりを拭く時はこするのではなく、やさしく押さえるように拭く
・お湯でやさしく洗い流す
・乾燥させてからおむつをつける
・必要に応じてワセリンや亜鉛華単軟膏で保護する

ことです。
市販のおしりふきが刺激になることもあるため、肌が敏感な時は濡らしたカットコットンを使うのもおすすめです。

夏に増えるあかちゃんの肌トラブル③ 汗による湿疹

汗による湿疹とあせもの違い

汗による湿疹は、汗の成分が肌に刺激を与えることで起こります。
あせもと似ていますが、あせもは汗腺が詰まることが原因で、湿疹は汗が皮膚に触れ続けることが原因です。
見た目だけでは判断しにくいことが多いです、

・肌が全体的に赤みを帯びている
・かゆそうにしている
・身体が温まったり、汗をかいた後に症状が強くなる

といった特徴があります。
どちらのトラブルも、清潔・乾燥・保湿の基本ケアが大切です。

湿疹のホームケア

汗による湿疹のケアも、

・汗をこまめに拭き取る・流す
・肌が乾いたら保湿をする
・衣類は綿でできたガーゼ生地などの肌に優しい素材を選ぶ
・室温・湿度を整える

ことが基本です。
湿疹がひどくなってきた場合や、かきむしって傷になっている場合は、早めにかかりつけの医師へ受診することをおすすめします。

夏のスキンケアの基本

スキンケアの頻度

夏は汗をかく量が増えるため、スキンケアの頻度も増やすことが大切です。

・1日1〜2回の洗浄(朝と夜、または散歩や昼寝後などの汗をかいた後)
・汗をたくさんかいた時はシャワーで流す
・外出後は早めに汗を拭き取る

が目安になります。
肌をこすらず、やさしく洗い流すことを意識してください。
洗いすぎると皮膚の油分が失われ、かえって肌トラブルの原因になることもあります。

保湿は夏も必要?

「夏は汗をかくから保湿は必要ない」と思われることもありますが、あかちゃんの肌は夏でも保湿が必要です。
汗や洗浄によって皮膚の潤いが失われやすく、バリア機能が低下するとさらに肌トラブルが起きやすくなります。

・お風呂上がりは5分以内に保湿する
・ベタつきが気になる夏はさっぱりした乳液タイプを選ぶ
・肌が赤い部分や荒れている部分は保湿をしっかりと

夏でも「洗浄→保湿」のセットを習慣にすることが、肌トラブル予防につながると言われています。

受診の目安

様子見でよいサイン

以下のような様子であれば、まずはホームケアを続けながら様子を見ていくのも1つの方法です。

・あかちゃんの肌が少し赤い程度で、機嫌はよい
・あかちゃんのあせもが軽度で、かゆそうにしていない
・あかちゃんのおむつかぶれが軽度で、ケアで改善している
・あかちゃんの湿疹が範囲が小さく、広がっていない

早めに受診したいサイン

以下のような様子がある場合は、早めにかかりつけの小児科や皮膚科へ相談することをお勧めします。

・あかちゃんの肌の赤みが広がっている・ひどくなっている
・あかちゃんが強くかゆそうにしている・かきむしっている
・あかちゃんの肌が水ぶくれになっている・じゅくじゅくしている
・あかちゃんのおむつかぶれがケアをしても改善しない
・あかちゃんに発熱がある

「なんとなくいつもと違う」という感覚を大切にしてください。
迷った時は、一人で判断しようとせず、まずご相談ください。

まとめと相談先

夏の肌トラブル、ポイントまとめ

・あせも・おむつかぶれ・湿疹は夏に悪化しやすい
・基本ケアは「清潔・乾燥・保湿」
・保湿は夏も毎日続けることが大切
・「いつもと違う」と感じたら早めにかかりつけの小児科や皮膚科へ相談を

かりゆし助産院でできること

かりゆし助産院では、

・あかちゃんの肌トラブル予防の相談
・スキンケアの方法についてのアドバイス
・受診が必要か迷った時の相談
・産後のお母さんのケア
・育児中の不安なんでも相談

などを行っています。
「これってあせも?受診した方がいい?」
「スキンケア、何を使えばいいの?」
そんな日常の小さな不安も、お気軽にご相談ください。訪問だからこそ、ご自宅でのケア環境や肌の状態を一緒に確認しながらサポートしています。

不安がやわらぐと、子育ては少しやさしくなる。
-かりゆし助産院-